2018年10月12日

【レビュー】ハイレゾ対応リニアPCMレコーダー『PCM-A10』フォトレポート

10月6日に新発売の可動式マイクを搭載したハイレゾ対応リニアPCMレコーダー「PCM-A10」のレビューを早速お届けいたします。

こんにちは、店員よねっちです。

「PCM-A10」は板やマイク機構部の小型化を追求し、幅約39.2mm、高さ約109.5mm、奥行き約16.0mm、重さ約82gと携帯性に優れたPCMレコーダーです。

写真はステレオICレコーダー「ICD-SX2000」と比較したもの。右側が「PCM-A10」ですが、そのコンパクトさがお分かりいただけると思います。

というのも、PCMレコーダーは横幅に嵩があるものがほとんどでしたので、ICレコーダーとほとんどサイズが変わらない「PCM-A10」はがなり携帯性に優れているといえます。

それでいて、音源を圧縮しないリニアPCM形式で、音楽CDの約3倍の情報量をもつ「96kHz/24bit」録音が行えるほか、リニアPCM・FLAC 192kHz/24bit（96kHz/24bit変換）のハイレゾ再生に対応しています。

付属品には本体を保護してくれる「キャリングケースや」、野外での録音の際に、風によるノイズを低減する「ウインドスクリーン」などがあります。

本体右側の横にはリハーサルボタンを搭載。これは事前に最大音量になる箇所を含めて1分程度演奏すると、録音レベルを自動調整してくれる機能になります。

前もって何回もテスト演奏をしてレベル調整をする必要がなく、初めて音楽録音をする方も手軽に本格的なレコーディングが可能です。

内蔵メモリーは16GBで、モノラル標準（48kbps）時最大約636時間の録音が行えますが、microSDHC／microSDXCに対応しているので、別売のメモリーカードを使用すれば、さらに拡張することもできます。

本体上部のマイクは可動式です。写真は広い範囲を録音する時に使用する「ワイドステレオポジション」になります。

角度をつけなければ狙った音をクリアに録音するときにおすすめな「ズームポジション」、内側に傾ければ奥行きのある音を録音するときにおすすすめな「X-Yポジション」など、シーンに合わせて変更できます。

録音形式もリニアPCM（WAV）をはじめ、MP3でもステレオやモノラルが選択できます。

PCM形式の「96kHz/24bit」は音楽CDの約3倍の情報量に相当。原音をありのままに録音し、楽器演奏や野外での生録などの音も臨場感あふれる高音質で記録できます。

背面は三脚を固定できるねじ穴があるので、振動をさせずに録音が出来るようになっています。

最近はαで動画を撮る方も増えていますが、もちろんミラーレス一眼”α”にも取り付け可能です。やはり音声をきちんと録音しておくと編集してムービーにしたときに迫力や臨場感が変わってくるんですよね。

スマートフォンに録音専用アプリ「Rec Remote」をインストールして本機とBluetooth接続すれば、アプリ上からの遠隔操作をすることも出来ます。

離れたところからでもスムーズに録音開始や一時停止、停止などの基本操作に加えて、リハーサル機能の開始や録音モードの設定、録音情報や録音レベルの確認や調整等が行えるのでとても便利。

意外と本体に触れてしまったときの音が録音されてしまったりするので、それを防止する意味でも役に立ちます。NFC対応なので、対応機器とならワンタッチでBluetooth接続が行えるのもポイントです。ぜひ「PCM-A10」を使ってより高音質な録音をお楽しみください。


リニアPCMレコーダー PCM-A10		ソニーストア価格： 19,880円+税

発売日	2018年10月6日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	５年ワイド：2,000円３年ワイド/５年ベーシック：1,000円３年ベーシック：無償
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