ソニー『CES 2019』出展まとめレポート

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アメリカ・ラスベガスにて現地時間1月7日17時より家電ショー「International CES 2019」に出展するソニーのプレスカンファレンスが開催されました。日本時間では1月8日AM 10時からになります。

例年通り、インターネットでライブ中継がされていましたので当店でも拝見させていただきました。日本でも多くの製品がこれから夏にかけて発売されるはずです。

日本でのプレスリリースの前にちょっと早く、今年のソニーの新製品が見られるイベント。そのまとめレポートをお届けします。

 

こんにちは、店員佐藤です。

今年のプレスカンファレンスですが、PlayStationや映画「スパイダーマン:スパイダーバース」、そしてミュージシャンのファレル・ウィリアムズなど、ソニーのソフトウェアの紹介が中心でハードウェアについてのプレゼンテーションはほとんどありませんでした。

☆インプレス AV Watch『ソニー会見の目玉はTVではなく“クリエイター”。技術でユーザーと制作者つなぐ』

ですが、一瞬だけ紹介されたプレゼンテーションで、早くも登場しました。「8Kブラビア」が発表になっています。

 

 

■早くも登場! 8Kブラビア『ZG9/Z9Gシリーズ』

今まで聞いていた話では2020年頃に業務用パネルとして販売する予定、という話だったのですが1年早く、しかも民生向けに登場するようです。

液晶パネルを採用した「Z9G(ヨーロッパではZG9)」シリーズとして発表され、パネルサイズは98型と85型の2ラインナップのみとなります。

発売時期や価格は後日発表となっています。参考までに2016年発売のZ9Dシリーズの100型モデルが希望小売価格700万円でした。サイズはやや小さくなるとはいえ8Kパネルを搭載したモデルと言うことで、価格は700万円前後になるようなモデルになるのでしょうか!?

なお、Z9Gシリーズは98型と85型の2モデルのみの発表となっています。日本ではZ9Fシリーズが75型、65型で発売されていますが、その後継モデルはないのかもしれませんね。

8Kブラビアの「Z9G」シリーズですが、ヨーロッパのプレスリリースで詳細が掲載されています。そちらによると2019年モデルのブラビアではいろいろな進化をしているようで、興味深い項目がいくつかあります。

まずはiPhoneへの対応です。従来モデルではAndroid OSからのストリーミングなどはできていましたが、新型ブラビアの一部モデルではAirPlay2に対応するそうです。8K液晶テレビ「ZF9」の他、有機ELパネル搭載の上位機種「AG9」シリーズ、直下型バックライトの「XG95」シリーズ(日本ではX9500Gになるかと思います)、「XG85」シリーズが対応。iPhoneからの動画ストリーミングなどができるようになるそうです。

当店店頭へお越しのお客様で、撮影されてきた写真データをスマートフォンで見せていただくときにAndroid端末であれば、そのままスクリーンミラーリングして4Kブラビアの大画面で拝見させていただいたりしていて、iPhone端末ではそれができなかったのですが、可能になりそうです。

なお、2019年モデルの中でも「AG8」シリーズと「XG90」シリーズは対応しないようなので、全モデル対応ではありません。OS 7.0~OS 8.0搭載の2018年モデルがアップデートでAirPlay2対応になるかどうかは、ちょっと可能性が低そうに思えます。(その後、AV Watchさんの記事によると2018年モデルのA9F/Z9Fについてはアップデートで対応する予定とのアナウンスがあったそうです。)

 

5.1chサラウンドシステムと組んだときにテレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動させることができる「センタースピーカーモード」も、今までは有機ELモデルの上位機種「A9F」シリーズだけの特権だったのですが、2019年モデルでは8Kブラビア「ZG9」が対応するそうです。

画面から音が出せるアコースティックサーフェスは液晶パネルでは搭載ができないのですが、8Kブラビア「Z9G」では画面の上下左右に4基のスピーカーシステムを搭載するそうで、これにより画面内に音像定位させる、ということをするそうです。

通常の液晶テレビは画面下左右に搭載されているだけで、こうして画面上部にスピーカーを搭載するのは新しいですね。

発売時期、価格がまだ未定ですが、ソニーブラビアの最上位モデルとしてラインナップされるであろう「ZG9」の日本での発表が楽しみです。

☆ソニーUKプレスリリース「Sony adds super-large sized 8K HDR Full Array LED TVs and 4K HDR OLED TVs to the MASTER Series lineup」

☆ソニーUK 8Kブラビア「ZG9」シリーズ 製品情報ページはこちらから

☆PhileWeb『「他社並み画質なら8Kを出さなかった」。ソニー高木専務が語る8K BRAVIAへの手応え』
☆インプレス AV Watch『ソニー8K BRAVIA「Z9G」と4K「A9G」はAirPlay 2対応。現行Z9F/A9Fも』
☆PhileWeb『ソニー初8Kテレビの価格は? 新4K有機ELテレビは何が進化した? 疑問点を聞いた』
☆インプレス AV Watch『ソニー、8K液晶テレビBRAVIA「Z9G」。X1 Ultimateで「限りなく美しく」』
☆PhileWeb『ソニーから同社初の8Kテレビ登場。 “ブラビア MASTER”「Z9G」、98型/85型』

 

 

■iPhoneのAirPlay対応 有機ELブラビア『AG9/A9G』シリーズ

今年のCESに併せたヨーロッパのプレスリリースでは4Kブラビアがフルラインナップで紹介されています。8Kブラビアの「ZG9」を筆頭に、有機ELテレビの「AG9」と「AG8」なども発表されています。

昨年末に当店でも4Kブラビアを多数のお客様にオーダーしていただいており、しかも、その半数は有機ELパネル搭載モデルだったもので、購入した直後にこんな新型モデルが発表されるの?というところですが、すみません、私たちもこんなに早く最上位モデルシリーズが登場するとは思っていませんでした。

とはいえ、例年であれば、CESで発表されたモデルが日本で発売になるのは夏商戦頃です。すぐに日本で製品販売になるとは思えないのですが。。。気になるモデルの詳細を見ていってみたいと思います。

有機ELパネル搭載の「AG9」シリーズです。日本ではA9Fの後継モデルとして、おそらく4Kチューナーを内蔵したモデルとして発売されることと予想されます。

ソニーヨーロッパの英文によるプレスリリースを機械翻訳で読んでみたところ、A9Fと比べると壁掛けをしたときに薄さが半分程度になる、というのがウリになるようです。画質面での大きな違いはないように思えます。

デザインを確認すると、立てかけスタンドタイプだった背面がスッキリとして通常のスタンドタイプに変更されているようです。

AirPlay対応になっているのでiPhoneからのスクリーンミラーリング機能が利用できる利点もあるののですが、音質面ではアコースティックサーフェスのアクチュエーターが2基に減っているようです。

A9Fでは画面左右に加えてセンターにもある3基+サブウーファー2基仕様だったのですが『two actuators and two powerful subwoofers deliver』という記載があるのでアクチェーターが2基に減るようです。

センタースピーカーモードはA9F同様に搭載されるようですが、音質面ではややデチューンされた格好になりそうです。

ラインナップされるのは77型、65型、55型モデルの3機種です。当店ではリクエストが多い49型は今回も登場しません。LGさんで49型のOLEDテレビがラインナップされていないので、今年も登場はなさそうです。

☆ソニーUK 有機ELブラビア「AG9」シリーズ 製品情報ページはこちらから

☆インプレス AV Watch『ソニー新有機ELテレビ「BRAVIA A9G」は壁掛けで空間に溶け込む。Dolby Atmos対応』
☆PhileWeb『ソニー、有機ELテレビ新フラグシップ「A9G」シリーズ。IMAX Enhancedにも対応』

 

 

■普及モデルの安価な有機ELモデルになるかな?「AG8/A8G」シリーズ

マスターシリーズの下に有機ELモデルのスタンダード機種として「AG8/A8G」シリーズも発表されています。

AG9/A9Gで採用されている「ピクセルコントラストブースター」は採用されていないので画質的には現行モデルのA9FとA8Fと同じ関係になると思います。当店では店頭展示モデルでA1シリーズ→A9Fシリーズの展示をしていますが、ピクセルコントラストブースターの威力は絶大で、液晶と比べて輝度差で不利になる有機ELパネルですが、それを感じさせない画質にしてくれます。最高画質を求めるならA9Fシリーズをオススメしたいところですが、価格差が結構ありましたからね。

A9Fの最高画質まで求めなくても暗部の表現などはA8F、A1でも目を見張るモノがあります。

機能面ではセンタースピーカー機能がドロップしているのと、iPhoneのAirPlayの対応機種になっていない点がAG9シリーズとの違いになります。

モデルのラインナップは65型、55型の2機種になります。4Kチューナー搭載モデルとして日本で登場したときにはこのモデルが一番の売れ筋になりそうな予感がします。

☆ソニーUK 有機ELブラビア「AG8」シリーズ 製品情報ページはこちらから

 

 

■4K液晶ブラビアの2019年モデルラインナップ


普及モデルの4Kブラビアも発表になっています。ヨーロッパで発表になっているのは「XG95」「XG90」「XG85」シリーズというラインナップになっています。日本ではX9500G、X9000G、X8500Gシリーズという名前になるものと予想されます。

サイズ、機能の違いをざっとまとめて見ると下記の通りになります。

  XG95 XG90 XG85
画面サイズ 85、75、65、55 49 85、75、65、55
バックライト 直下型LED 直下型LED エッジLED
AirPlay対応 ×
ハンズフリー
音声検索
×(リモコン) ×(リモコン)
高速プロセッサー ×?

英文の箇条書きを見ているとXG95、XG85には新しいプロセッサーの搭載とあるので、A9F、Z9Fと同様の高速OS起動ができるもののXG90はそれがないのかもしれません。

A9F、Z9FでAndroid TVの反応が劇的に良くなっているので、これは要チェックなポイントです。これらのモデルも日本で発売になる時は4Kチューナー内蔵モデルで発表になると思います。

☆ソニーUK 有機ELブラビア「XG95」シリーズ 製品情報ページはこちらから
☆ソニーUK 有機ELブラビア「XG90」シリーズ 製品情報ページはこちらから
☆ソニーUK 有機ELブラビア「XG85」シリーズ 製品情報ページはこちらから

☆PhileWeb「今年のCESはアップルが陰の主役? 新テレビが相次ぎ AirPlay 2 対応、何がどう便利になるのか」

 

 

■ハイレゾに対応した新しいグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」

CES2019では新しいグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」も発表になっています。何といっても一番のポイントはハイレゾに対応したこと。

LSPX-S2の有機ガラス管ツィーターは先代モデルの「LSPX-S1」より広い表面積を持っており、最小限の音量の損失で鳴らすことができるため、ガラススピーカーならではのクリスタルクリアなサウンドが楽しめるようになっています。

ソニー独自のAdvanced Vertical Driveテクノロジーによって360度のサウンドを再現するほか、有機ガラス管自体がその下にあるアクチュエータによって叩かれた後に振動し、音を360度垂直方向に広げることが出来るとのこと。

新しい機能としては「プッシュ&プレイ」機能が搭載されており、スピーカーの専用ボタンを押すだけでSpotify を介して曲をストリーミングすることができます。

さらに今回はBluetoothだけでなくWi-Fiにも対応しており、ワイヤレスマルチルームを使用して、Wi-Fi経由で最大10台の他の互換性のあるソニーのオーディオデバイスと接続することも可能です。

バッテリーは最長8時間の再生が可能になっています。LSPX-S1は約4時間の連続再生だったことを踏まえると電池持ちがかなり改善された印象。

LEDライトには「キャンドルライトモード」が追加され、ロウソクのような柔らかな光が室内を落ち着いた空間に変えてくれます。

海外では2019年5月から550ポンドで発売されるようです。日本円だと76,000円ほどになるでしょうか。日本での正式発表が楽しみですね!

☆ソニーUK グラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」 製品情報ページはこちらから

☆インプレス AV Watch『ソニーのグラスサウンドスピーカーがハイレゾ+Wi-Fiに進化。ろうそく風の灯りも』

 

【追記】

2019年2月26日 日本向けに正式リリースがありました

★ソニー プレスリリース 「ガラス管が奏でるリアルでクリアな音色で空間を満たす ハイレゾ対応のコンパクトなグラスサウンドスピーカー『LSPX-S2』発売」

グラスサウンドスピーカー
LSPX-S2
ソニーストア価格:
44,880 +税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2019年3月16日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:5,000円
3年ワイド/5年ベーシック:3,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア入特典 ソニー提携カード決済で3%オフ
3年ベーシック無償
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■EXTRA BASSワイヤレススピーカーのラインナップを一新!


SRS-XB12

EXTRA BASSワイヤレススピーカーのラインナップが一新され、新たにSRS-XB12、SRS-XB22およびSRS-XB32が発表になりました。

全てのモデルで耐久性の向上が図られており、耐水性、防塵性はIP67となっています。


SRS-XB22

XB22とXB32はデュアルパッシブラジエーターを搭載。これによりステレオフルレンジスピーカーと連携してローエンドトーンを強化し、コンパクトサイズにもかかわらず低音を増強します。 XB12は単一のパッシブラジエーターですが、同様の効果をもたらします。

XB22、XB32ではLIVE SOUNDモードを使用することができ、まるでライブ会場にいるかのように立体的な音楽体験を楽しむことができます。アングルスピーカーとデジタル信号処理技術を使ってサウンドエリアを拡大し、厚みのあるサウンドを作り出すので、ヒップホップ、やダンスミュージック、ラップなどにおすすめです。


SRS-XB32

さらにXB22とXB32は加速度計を内蔵しており、Party Boosterが使用できます。 Party Boosterはスピーカーを叩くと、照明の変化と効果音が楽しめる機能。防錆性と耐衝撃性があるので、場所を選ばず楽しめるのが利点えす。

また、XB32ではFiestableアプリを用いることで照明とモーションコントロールを好みに合せてカスタマイズできるほか、スマートフォンを充電にも対応します。

XB32の連続再生時間は最大24時間、XB22は最大12時間、XB12は最大16時間となっています。

☆ソニーUK EXTRA BASSワイヤレススピーカー 製品情報ページはこちらから

 

 

■WH-1000XM3/M2並びにWI-1000XがAmazon Alexa用に最適化

最強のノイズキャンセリングと名高いWH-1000XM3がAmazon Alexa用に最適化されることが発表になりました。WH-1000XM3だけでなく、先代のWH-1000XM2やインナーイヤータイプのWI-1000Xまでが1月末に実施予定のファームウェアアップデートで対応になります。

Alexaの起動方法はボタンをタップして話しかけるだけでOK。Alexaが使用できるようになることで、音楽の再生やニュースの聞き取り、スマートホームデバイスの制御、数万のスキルへのアクセスなどが簡単に行えます。

☆ソニーUKプレスリリース ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM3」がAmazon Alexa対応へ

☆インプレス AV Watch『ソニー、Bluetoothヘッドフォン「1000XM3」等のAmazon Alexa対応を欧州発表』

 

 

■3次元の音場技術『360 REALITY AUDIO』発表

製品ではなくサービス技術になるのですが「360 REALITY AUDIO」も発表になりました。

たどたどしい英語力なもので正確なところがわからないのですが、音源に位置情報をつけて記録するオブジェクトベースの空間オーディオ技術を使って、音源の中で聞いているような感覚で音楽を楽しめるようになるようです。

オブジェクトベースのオーディオ技術というと、つい最近、NHKのイベントで4K放送で使われている22.2chサラウンドの技術を思い浮かべるのですが、それとは互換性もなにもない別物の技術。

コンテンツの作成ツールからソニーが提供し、音楽配信サービスで配布するまでを行うとなっています。

再生するオーディオデバイスについてはこれから開発を進めて行くようですが、当初はソニーのヘッドホンやスピーカーの技術に焦点を当てるとなっています。

なにやら難しい話に聞こえますが対応するアプリケーションがあれば、ヘッドホンだけで楽しめるそうです。実際のサービス提供が始まった時にどんな体験ができるのか楽しみです。

☆ソニーUKプレスリリース「Sony Introduces All New “360 Reality Audio” Music Experience That Immerses Listeners in a Three-Dimensional Sound Field Powered by Object-Based Spatial Audio Technology」

☆PhileWeb『“音場”を突き詰めたソニーの新しい音楽体験。「360 Reality Audio」誕生秘話』
☆PhileWeb『ソニー提唱の「360 Reality Audio」、何がすごくてどう楽しめる? 特徴を開発者に聞いた』
☆インプレス AV Watch『もっと「空間に響くような音楽」を! ソニーが提案する「360 Reality Audio」とはなにか』
☆インプレス AV Watch『ソニー、アーティストの演奏を360度音声配信でリアルに聴く「360 Reality Audio」』
☆PhileWeb『ソニー、オブジェクトベースの新音楽フォーマット「360 Reality Audio」』

 

 

■ウーファー内蔵でドルビーアトモス対応のサウンドバー「HT-X8500」

どうしても容積がなく音が貧弱になってしまう液晶パネルテレビ。映画や音楽の音質をしっかりと楽しむにはなにかしらのサウンドシステムが必要になります。もっとも手軽なのがサウンドバーなのですが、テレビの前に置くサウンドバーだけではなく大きなウーファーボックスの置き場所が悩みどころ。

CES2019で発表になった「HT-X8500」はウーファーをバースピーカーに内蔵した2.1chシステムのモデルで、しかも7.1.2ch構成の3次元立体音響を仮想的に実現し、ドルビーアトモス再生に対応するシステムとなっています。

eARC対応のHDMI端子になっているのでBS4Kで使われているMPEG-4 AACでの5.1ch音声で送信時もリニアPCMの5.1chへ変換された出力に対応できます。

価格も350ポンド(日本円換算で48,688円相当)と比較的リーズナブルです。4K放送で盛り上がる日本市場でイチオシのサウンドバーシステムになりそうです。

☆ソニーUKプレスリリース『Cinema quality in the comfort of your living room: introducing Sony’s new home audio visual range』

☆インプレス AV Watch『ソニー、7.1.2chをスピーカー1本で再現するサウンドバー「HT-X8500」』
☆PhileWeb『ソニー、399ドルでドルビーアトモスとDTS:Xに対応したサウンドバー「HT-X8500」』

 

 

■ドルビービジョン対応のUHD BDプレーヤー「UBP-X800M2」

2017年6月発売のUHD BDプレーヤー「UBP-X800」の後継モデルが発表になりました。3つの4K HDR方式に対応したモデルとして「UBP-X800M2」が登場。UHD BDソフトで標準的なHDR方式である「HDR10」の他、デジタル一眼“α”やハンディカムで採用される「HLG」方式に対応。さらに、ドルビービジョンにも対応しました。

先代のUBP-X800はドルビービジョンにだけは対応をしていませんでしたが、それをサポートしたモデル、ということになりそうです。

UBP-X800は44,880円(税別)にてソニーストアで販売中。

UBP-X800M2は350ポンド(日本円換算で48,651円)でヨーロッパでは2019年5月に発売予定となっています。

☆ソニーUKプレスリリース『Cinema quality in the comfort of your living room: introducing Sony’s new home audio visual range』

☆PhileWeb「ソニー、UHD BDプレーヤー「UDP-X800M2」。3つのHDR規格とSACD/DVD-A再生対応」

 

 

■新型ハイパワーオーディオスピーカー2モデル発表

日本で見かけることはほとんどないのですが、毎年、こうしたタワー型のハイパワースピーカーシステムが発表されるところを見ると、海外ではかなり需要があるんでしょうね。

360度のサウンド拡散だけではなく、照明も360度に向けた「MHC-V72D」「MHC-V42D」と屋外利用に向けた「GTK-PG10」が発表されています。

「GTK-PG10」はバッテリーを内蔵しており最大13時間のリスニングが可能。上部パネルは防滴仕様になっておりテーブルとカップホルダーも組み込まれているそうです。

ホームパーティーの他、バーベキューなどのアウトドアシーンでの利用に日本でも使えそう。あと、昨年は5月に横浜・野毛の大道芸を見に行ったことがありますが、屋外でのパーフォーマーさんたちに使っていただくというのもありかも。

「GTK-PG10」は250ポンドとのことで日本円だと34,729円相当ということになります。

☆ソニーUKプレスリリース「Sony’s new high power audio speakers – lose yourself in the ultimate party experience」

 

 

■Bluetooth機能を搭載したアナログレコードプレーヤー「PS-LX310BT」

アナログレコードプレイヤーにも新型モデルが登場しています。新モデル「PS-LX310BT」の最大の特徴はBluetooth機能を搭載していること。これによりヘッドホンやワイヤレススピーカー、サウンドバーでレコードの音が楽しめます。

最後にペアリングしたデバイスから再生ボタンを押すと、すぐに音楽が再生される「フルオート機能」も搭載。有線接続を好む人のために、ターンテーブルにはオーディオケーブルも接続できます。まさに有線・無線デバイスへの接続の便利さと柔軟性を持つ一台と言っても良さそうです。

本体にはアルミダイキャスト製のプラッターを採用しているほか、サウンド安定性のために新設計のトーンアームが用いられています。共鳴を防ぐためにダストカバーも厚みがあるものになっており、音質を向上させるための工夫が為されています。

直感的に操作が出来るよう、ダイレクトBluetoothボタンも装備。デバイスを簡単に起動、停止、ペアリングすることが出来ます。低、中、高のゲイン選択が可能なので、Bluetooth機器と接続したときの音量調整が可能です。

海外では2019年4月から200ポンドで発売されるようです。日本円では28,000円ほどになるでしょうか。日本での正式発表が待たれます。

☆ソニーUK アナログレコードプレーヤー「PS-LX310BT」 製品情報ページはこちらから

☆インプレス AV Watch「ソニー、Bluetooth対応で199ドルのレコードプレーヤー。無線ヘッドフォンで簡単再生」

 

 

プレカンファレンスはアメリカ・ラスベガスで行われていますが、プレスリリースはソニーヨーロッパの方が早かったため、当店ではソニーUKのリリースを中心に紹介させていただきました。

なお、まだ日本国内向けの発表ではありませんので、紹介した製品が日本で発売されることを約束するものではありません。この件で日本のソニーマーケティング窓口へのお問い合わせはご遠慮ください。

日本向けに正式発表があった際には改めて当店blogでもご案内させていただきます。

 

☆ソニージャパン ニュースリリース「CES 2019出展について」

 

☆PhileWeb『ソニーは「クリエイティブ エンターテイメント カンパニー」。吉田CEOが語る理念』
☆インプレス AV Watch「’19年ソニーは「感動価値を浸透」。8K液晶、中国、高級スピーカーも準備中」

 

【過去のInternational CES 関連記事はこちら】

☆当店blog 2018.1.9「ソニー『CES 2018』出展まとめレポート」

☆当店blog 2017.1.5「『Sony CES 2017』プレカンファレンスまとめ 」

☆当店blog 2016.1.6「『Sony CES 2016』プレカンファレンスまとめ」
☆当店blog 2016.1.6「ソニー『2016 International CES』出展について」

☆当店blog 2015.1.6「『Sony CES 2015』プレカンファレンスのまとめ」

☆当店blog 2014.1.7「Sony International CES 2014 プレカンファレンス」

☆当店blog 2013.1.8「2013 International CES出展レポート」

 

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