【レビュー】左右独立ワイヤレスイヤホン『WF-1000X』の遅延の話

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昨年秋に発売された左右独立完全ワイヤレスヘッドホン「WF-1000X」で、ちょっと気になる実験をしてみました。

というか、Xperia XZで使っている方には朗報があります。その朗報具合を個人的に検証してみたのですが、なかなか面白い結果が出ましたのでレポートしたいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

昨年の発売時には超品薄状態になっていた「WF-1000X」ですが、私も第3次出荷くらいで購入させていただいています。使い始めて半年くらいになりますが、今週、ちょっとした発見がありました。

左右独立ワイヤレスで利用するWF-1000Xですが、お客様から「まだ接続は切れやすいの?」というご質問をいただいたりしています。

ウォークマンで使う分には「音質優先モード」でも全然切れることなく使えるのですが、私用で使っているスマートフォン「Xperia XZ」で利用すると「音質優先モード」では時たま通信が切れてしまいます。ウォークマンで問題がないのでXperia側の問題なのかなー、とは思うのですが、そういうわけで「接続有線モード」にして使っていたのですが、たまたま、今週、設定を変えて色々いじってみたところ、こんな発見をします。

あれ? Xperia XZとWF-1000Xが「AAC」コーデックで接続されています。WF-1000XはBluetoothの通信コーデックとして「SBC」と「AAC」を搭載しているというのは知っていましたが、Xperia側が「AAC」に対応していなかったため、接続優先モードにしても音質優先モードにしてもSBCでしかつながらなかったはず。

それがいつのまにか「AAC」に対応していたのでした。

そういえば3月上旬にドコモからXperia XZのOSアップデートが案内されていてOS 8.0にアップデートしていたんです。そのときにAACが使える様になったみたいですね。

他にも「aptX HD」にも対応。Android OS 8.0から「aptX HD」とソニーの独自規格である「LDAC」がエンコードについては無償で利用ができるようになったそうです。ハードウェア側の都合もあるみたいですが、基本的にAndroid OS 8.0では制限がなければaptX HDもLDACも使える様になるとのこと。

開発者向けオプションからBluetoothの項目を開くと、こうして接続コーデックの選択や、LDACのビットレートまで指定ができます。

なお、これらの開発者向けオプションは、簡単に呼び出せるようにできます。

Android OSの設定から「システム」>「端末情報」を開き、一番下にある「ビルド番号」を数回タップするだけです。「システム」の中に「開発者向けオプション」という項目が表示されるようになるので、そこからBluetoothの設定を見ることができます。

LDACは元から使える様にはなっていたので、WI-1000Xを使う分にはLDACで接続できていたのですが、AACがXperia XZで使える様になったのは嬉しいですね。

なにが嬉しいって、遅延をこれで半分くらいまで減らすことができます。

「遅延」というのは映像から音声が送れること。「WF-1000X」はスマートフォンとBluetoothで接続された上に、左右独立型のため左右のレシーバー同士での通信も行います。そのため、通常のBluetooth機器よりも遅延が大きく、動画やゲームをするユーザーさんには向きませんよ、という案内をしてきました。

AACを試してみると、確かに遅延は少なくなります。それと、接続安定性が音質優先のSBC接続よりも格段に安定しています。音質優先モードにしてAACコーデックを使ってもほとんど途切れることがなくなっています。

これ、あとは遅延がどれくらい短くなったのか客観的な数値が欲しいところなんですが、それを今日は実験していました。

これは何をやっているところかというと、スマートフォンの画面を撮影しながらBluetoothの各コーデックで飛ばしたワイヤレスヘッドホンの遅延時間を計るべく、ハンディカムで動画撮影しているところです。

映像と音声を同時記録しておき、映像で各コーデックでの撮影動画のタイミングを合わせておき、音声の波形を見ればどれくらい音声の遅延が起こるモノなのかを計ることができます。

Vegas Proに動画を取り込んで、タイムラインに映像基準で並べて、波形を比べて遅延時間を計ってみたのが下記の図です。(アプリはXperia付属のビデオアプリで元々入っているXperia のデモ動画を再生しています。)

電波環境によって多少の前後はあると思いますのであくまで目安としてですが、各コーデック毎の遅延時間ってこんな感じなんです。

完全に映像と音声がマッチしているものがないのですが、有線接続のヘッドホンで収録したものの波形が一番速いので、これを基準に波形のズレを時間に直してみるとこれくらい違うというわけです。

SBCで220msec、AACで120msecの遅延があると聞いていますのでそれよりも大幅に遅れているのは左右独立型ヘッドホンならではの遅延となります。AACを使ってもかなり遅れます。

ちなみにLDACはWI-1000Xで計測したモノです。左右独立型ではないので遅延はほぼ無い状態になっています。

「なんだ、やっぱりWF-1000Xじゃ、動画を見るのは厳しいね」というところですが、裏技というか、イヤホンの右だけをケースに収納してしまい、左だけで使うと遅延がほとんどなくなる、という技があります。

動画を見るときは私は右のイヤホンだけ収納して左だけで使っています。これもどれくらいの効果があるのか試してみたかったんです。ついでにやってみたのですが、その結果が下記のものです。

結果、やはり片出しで使うと遅延はほとんどない、という結果になりました。誤差もかなりありますので目安としてですが、WF-1000Xの片出し仕様、なかなかいけてますね。

今まで、なんとなくで使っていたのですが、これからは動画再生時は左側イヤホンだけで使うのは定番になりそうです。

それと、接続モードもOS 8.0にアップデートされている方は是非「接続有線モード」から「音質優先モード」に切り替えてAACを利用するのをお勧めです。

Xperia XZのOSアップデートのおかげで「WF-1000X」の魅力がまた一段アップしました!

明日は「WF-1000X」と「WI-1000X」の体験視聴会を開催しています。ご興味ある方は是非、当店店頭にてお試しになっていってください。

 

是非、じっくりと試聴していって見てください。この時期は新入学祝い、進級祝いに購入される方も多いので、是非、お子さんご本人と一緒にモデル選びを楽しんでいただければ、と思います。

ワイヤレスノイズキャンセリング
ステレオヘッドホン

WF-1000X
ソニーストア価格:
24,880円+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2017年10月7日 メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
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スプリングフェア・ゴールド特典プレゼント

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