ハンディカム『FDR-AX700』の4K HDR録画ファイルの再生の話

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先週末に発売になった4K HDR撮影対応のハンディカム「FDR-AX700」なんですが、ショールームでも製品版の展示になったため撮影ファイルの持ち帰りをさせてもらえるようになりました。

ショールーム内での撮影に限定されるため、それほど輝度差のあるシーンでの試し撮りはできないのですが、撮影してきたファイルをチェックすることができたので、今日はそれを試してみました。

 

こんにちは、店員佐藤です。

HDR映像というと今までは「S-Log」撮影をしてきてカラーグレーディングし、対応する編集ソフトを使って4K HDRの動画ファイルを書き出すもの、となっていました。HDRファイルの書き出しには有料版のダヴィンチディゾルブや、Adobe Premiere CCなど高価な編集ソフトが必要になるためなかなか手が出せません。また、カラーグレーディングなども色についての知識がないと操作ができないため、かなり高いハードルだったのですが「FDR-AX700」ではカラーグレーディングの必要がなく、HLG(ハイブリッドログガンマ)にて収録し、HLG対応の機器で再生すれば4K HDRでの視聴ができるとなっています。

再生するためには「FDR-AX700」でピクチャープロファイル10番のHLG2にて撮影。その後、USB接続でHLG対応の4KブラビアにUSB接続をして再生するとなっています。HDMI端子だと現状、HDR信号ですというフラグが伝わらないそうで手動でテレビの設定をHLGとBT.2020に設定する必要があるそうです。

さすがにショールームにある「FDR-AX700」を持ち帰ることはできないので、どうしようか?といううところだったのですが、”α6500″など、他のカメラを代用すれば大丈夫なことがわかりました。

その代わり、直接USB端子に、SDカードアダプターを挿してもブラビア側ではなぜか認識をしません。どうしてもソニー製のカメラをUSB接続する必要があるようです。

撮影してきた動画ファイルの再生はブラビア側から行います。画質をチェックするとちゃんと「HDR」のロゴが出ています。

HLG(ハイブリッドログガンマ)に対応しているモデルは展示店で2016年秋発売以降の4Kブラビアとなります。その直前に発売されたZ9Dはアップデート対応する予定なのですが、まだそのアップデートは行われていないと記憶しています。

再生出来る環境はかなり選ばれますが、なるほど、カラーグレーディングなどの加工無しにHDR画像を見ることはできました。

ちなみに、こちらはブラビアでサムネールを観ているところのシーンです。C0002はHLGを使ったHDR映像、C0003は通常のSDR映像です。同様にC0004もSDRで、C0005がHDRになります。

サムネールだけみるとSDR映像のサムネールの方が派手な色が出ているように見えるんですが、実際に映像を再生すると逆になります。

より広い色域、輝度信号を記録しているHDR映像の場合、それに適したガンマカーブで補正をしないとややしらっちゃけた映像になるんです。S-logと一緒です。

こちらは動画ファイルから静止画を切り出したものになります。C0002のHDR映像から切り出したモノがこちら。

通常のSDRで記録してきたものがこちらです。色域もBT.709による狭い色のモノを普通にモニターに表示しているので、こちらの方が実際の色に近く見えるはずです。

これはC00005です。HDRのHLGにて記録した動画からの静止画です。Adobe RGBで撮影してきた写真データをsRGBで見ている様な感じになります。

Cooo5です。こちらはSDRです。

同じモニターでHDRとSDRの映像を見比べてしまうとこうして全然良さがわからないどころか反対の効果しか見えないのですが、当店店頭のHDR対応4Kブラビアで再生するとまったく逆の事が起こります。

これはHDR対応のディスプレイがないと味わえないと思います。是非、この続きは当店店頭にご覧ください。

ソニーさんの業務用動画プレーヤー「Catalyst Browse」を使うと、こちらはすでにHLGの読み込みには対応をしています。ビデオのプロパティを見ると「Rec.2020 / HLG」の色空間になっていることがわかります。

録画してきたXAVC S 4Kのファイルですが、見かけは同じモノの、こうして記録されている信号は違っているというわけです。

さて、撮影してきた4K HDR映像をそのまま再生する方法はわかりました。簡易編集で良いので、何かしら撮影してきた4K HDR映像をカットごとにバラバラに再生するのでは無くてまとめてひとつのファイルにする編集はないのかといえば、あります。

PlayMemories Homeを使うんです。

ソニーから無料で配布されている画像管理編集ソフトですが、こちらで普通の4K動画ファイルとして取り扱うことができます。注意点はただ一つ。

SDR映像とHDR映像の混在が許されません。HDRで撮影するときは全部HDRにて撮ってきて、それだけで「ビデオの結合」をする必要があります。

これで結合してみたものを書き出して4Kブラビアで再生したら、ちゃんと4K HDR映像として認識されHLGのカラーカーブをあてて再生をしてくれました。

いずれ動画編集ソフトの方もハイブリッド・ログ・ガンマ形式のHDRファイルの書き出しに対応するでしょうから、それまではこうしてPlayMemories Homeを使って簡易的なカット編集で素材を貯めておくとよいかもしれません。

以上、超初心者向けの4K HDRファイルの再生方法紹介でした。

今、メーカーさんに試用させてもらえる機材を用意していただけないかとお願いをしているところです。機材を手配していただけたら、天気の良いときに4K HDR映像の試し撮りをしてきたいと思います。割と簡単に作品作りができそうなのでFDR-AX700を使わせていただくのが楽しみです。

 

 
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☆当店blog 2017.10.11「4K HDR対応ハンディカム『FDR-AX700』ショールーム展示レポート 」
☆当店blog 2017.9.20「3分でわかる4K HDR撮影対応のハンディカム『FDR-AX700』プレスリリース
☆当店blog 2017.9.16「4K HDR録画が可能な新型ハンディカム『FDR-AX700』が海外発表」

 

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