新型デジタル一眼”α5100″ショールーム展示実機レポート

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8月19日に発表になった新型デジタル一眼カメラ”α5100″の先行展示が銀座ソニービルショールームでスタートしています。日曜日に福田健太郎さんのトークショーを拝見しつつ、実機の様子も見させてもらってきましたので、その様子をレポートします。

 

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ボディカラーは3色展開となっており、まずはこちらがブラックです。標準ズームレンズキットのSELP1650は市販されているブラックカラーのものが装着されてきます。

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こちらはボディカラーホワイトで、ズームレンズのSELP1650はシルバーカラーのものが装着されます。このシルバーカラーのSELP1650はレンズ単品で販売されているモノではなく、キットレンズのホワイト、シルバー系のボディを購入したときにのみ手に入るレンズとなっています。

もともと、カメラボディのカラーはブラックが一番人気なのでシルバーカラーのSELP1650はちょっと希少性があるかも。

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そして、こちらが新色のボディカラー「ブラウン」です。シルバーカラーファンの方からは「ボディカラーにシルバーがなくなったぁ!」という悲しい声が聞こえてきそうですが、このブラウンカラーもなかなか渋い感じがしませんか? チタンっぽくも見えるし、シルバーっぽくも見えるし。

キットに付属するレンズはシルバーカラーのものになります。

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おおざっぱに言うと”α5100″は、エントリークラスのモデル”α5000″に上位機種の”α6000″と同じセンサー、AFシステムを搭載した高速AFのエントリーモデル、という位置づけになっていますが、これ、私が思うにNEX-5系の後継モデル的な色づけもされている感じがします。

NEX-5までボディサイズをカリカリに軽量化した感じはありませんが、デザインや性能を見るとNEX-3系のエントリー機丸出しな感じではないんですよね。

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上位機種の”α6000″と並べて比較してみたのがこちら。写真左が”α5100″で、写真右が”α6000″になります。

サイズ的には一昔前のモデルで言うとNEX-5とNEX-6的な感じ。

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NEX-5と”α5100″の大きな違いはフラッシュを内蔵している点ですかね。スマートアクセサリーターミナルがこのモデルにもついていないので、NEX-5Tを最後にスマートアクセサリー関連製品はこのまま終了していく感じですかね。

モードダイヤルが”α5100″にはなくて、”α6000″にはあるのも特徴的です。思えばEマウントのカメラってNEX-6が出てくるまでモードダイヤルの搭載がなかったので”α5100″の方が正統なモデルに見えなくもありません。

NEX-5の小さなボディに最小限のボタンを搭載して、それをいかに使いこなすか!というソニー的なモデルにも見えます。

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この角度で見てもボディの厚み、サイズ感の違いはそれなりに感じます。

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そして、液晶モニターのアップグレードも”α5100″の特徴です。”α5000″までは46万ドットのいかにもエントリー機種的なNEX-3系のモニターを搭載していましたが、”α5100″では92万ドット解像のモニターを搭載。

解像度の違いだけではなくNEX-3系のモニターは輝度も低く、屋外では正直言って使い勝手が良くなかった印象があります。女性層、エントリー層をターゲットにして室内撮影、テーブルフォトを主眼にしているという感じなのか、晴天時の屋外では視認性がかなり落ちていてアウトドアで使うことが多い私にはちょっと。。。だったんですが、”α5100″ではそれも改善。

見ての通り、液晶モニターの明るさをマニュアルで5段階中の3に設定していますが”α6000″と比べても違いはありません。

“α5000″と”α5100″ですが、型番的には小さな違いに見えても、こうして細かいところを比較するとNEX-3とNEX-5的な違いになっています。

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“α6000″と比較すると「Fn」キーがなかったり、モードダイヤルがなかったり、AEロックボタンがなかったり、コントロールボタンがなかったり、ファインダーもなかったりするんですが、NEX-5にも元々そういうボタンはなかったですからね。

NEX-5クラスのカメラがエントリーモデルになる時代がきちゃった感じがします。

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そして”α5100″の特徴のひとつがタッチパネルです。タッチするだけでシャッターが切れるタッチシャッターが搭載されていて、液晶画面の右上方向にある指タッチアイコンをタッチするとそのモードに入ります。

シャッターチャンスに撮りたいモノをタッチすればそれだけでAFが合ってシャッターが切れます。操作方法はまるでスマートフォン。

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なお、このタッチ撮影設定ですが「タッチシャッター」と「タッチフォーカス」の2つに切り替えが可能。タッチシャッターにしておくとタッチ=即撮影になりますが「タッチフォーカス」にしておくとすぐにはシャッターが切れず、フォーカスを合わせるだけになります。

これをロックオンAFと合わせて使ってあげると、タッチしただけで被写体追尾が始まるので、これは最強運動会カメラ、撮り鉄カメラ、飛行機撮影カメラになるかも。

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ただし、これらのタッチ操作が利用できるのはタッチシャッター、タッチフォーカスのときだけで、実は操作系のメニューにはタッチパネルは対応していません。オートモード時に利用ができるマイフォトスタイルとかって、NEXシリーズ時代にはタッチで操作をしていた方もいるかと思いますが、これらは操作ができないんです。

感圧式から静電容量方式に変更されているそうなので、そのあたりが原因なんですかね?

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メニュー画面もいかにもタッチしてください的な画面が表示されるんですが、これはあとから設定を変更することで従来のデジタル一眼”α”メニューの表示が一発で出てくるようにすることが可能。

このあたりはよりわかりやすく、というエントリー機種的な要素なのかも。

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“α6000″と比べて、これはいいなぁ、と思えるのがズームレバーです。シャッターボタンの右脇が電源レバーになっていますが、奥側はズームレバーになっていてワイドとテレのズーム操作ができます。

もちろん対応するのはレンズの型番に「SELP」と書かれているパワーズームレンズだけになりますが、これで使うと右手だけでズーム操作&撮影が可能になります。

“α6000″+SELP1650だと絶対に両手を使わないと画角が変えられないのに、”α5100″だったら右手だけで撮影ができる。。。こういうのはありがたい。

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フラッシュボタンはボディ左上にあります。これを押せばポップアップフラッシュが飛び出てくれます。

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このフラッシュを指で倒すと上に向けることができるので、光量は小さいですが天井を利用して間接光を使う「バウンス撮影」をすることもできます。

「フラッシュを使うと不自然になるから嫌い」という方もいますが、今時のフラッシュはそんなに光量を強くして白く飛ばしてしまうようなことはないですよ。暗いところでの撮影ではより綺麗に撮影をすることができます。

上手なフラッシュ撮影というのはフラッシュを使っていないと思わせて実は使っている、という写真です。積極的に使ってより綺麗な写真を撮らないともったいないです。(NEX-5シリーズでは外付けフラッシュだったため、積極的に使うのが難しかったんですが、これも進化のひとつです)

 

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そして、ソニーストアオリジナルサービス。イニシャル刻印サービス付きのジャケットケース「LCS-EBD」も先行展示されていますので、こちらもチェック。

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従来、ジャケットケースを装着するとケースを脱着しないとバッテリーの出し入れが出来ませんでしたが、このケースはそれが可能。底面フラップが開閉する仕掛けが用意されていて、旅の途中でのバッテリー交換を可能にしてくれています。

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メモリーカードはこうして本体左側面に収納されており、ここにHDMI、マイクロUSB端子も含まれているのですが。。。

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ジャケットケースを装着した際は、マイクロUSB端子のフラップだけ別に開閉することができます。ここから本体バッテリー充電や、本体メモリーへのアクセスができるので、撮影した写真データのPCへの転送などもジャケット装着したままで出来ます。

ソニーストアでの初のサービスになるジャケットへのイニシャル刻印もやらなきゃ損!みたいに思えます。ジャケットケースは”α5100″購入時には是非!

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以上、新型デジタル一眼カメラ”α5100″のレポートでした。

エントリー向けのカメラというよりは、NEX-5系の現代版みたいなカメラに思えます。APS-Cサイズのデジタル一眼カメラをお考えで小型軽量を重視するなら”α6000″と性能差で劣らないモデルとして検討しても良いんじゃないですか!?

晴天時の屋外でもしっかりと構図を決めるためにファインダーが必要、とか、高速連写がとにかく必要(”α6000″は最高11コマ/秒、”α5100″は最高6コマ/秒)という明確な理由があるなら”α6000″の一択なんですが、うーん、悩ましい選択ですね。

性能差、価格面の検討は前回のblogエントリーをご参考いただきつつ、是非、じっくりご検討ください♪

 

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