今日はソニーの新ブランド電池「サイクルエナジー」製品の親玉ともいえる、急速充電器セット「BCG34HRME4R」が届きましたので、早速、この開梱レポートをお届けしたいと思います。

 

1000回、1500回繰り返して使えるソニーのサイクルエナジー電池。充電器セットがいくつか製品として発売されているんですが、リフレッシュ機能が搭載されているのは、この「BCG34HRME4R」だけになります。

急速充電機能も搭載していて、サイクルエナジーゴールド電池の場合、通常の長時間タイプのものでは約8時間かけて充電をするところが「BCG34HRME」では約115分、2時間弱で充電が可能。急速充電というのは単にたくさんの電流を注ぎ込めるというものではなく、充電の際の電圧電流をコントロールできる機能が搭載されているものになります。

ちょっと賢い充電器なんです。

で、そのリフレッシュ機能の説明なんですが、これは電池特有の「メモリー効果」というものを解消するためにあります。

メモリー効果というのは、電池を使い切らずにちょっとだけ使ってまた充電、ちょっとだけ使って、また充電というのを繰り返すと、電池の全性能を使い切っていないため一時的に電圧が低くなってしまう現象。

一時的なものなので、電池の寿命が終わったわけではなく、一度、低電圧の部分もすべて放電してあげると再び性能を取り戻すことができるんですが、その機能が搭載されている充電器になります。

ちなみに、全部の電池でそれが必要というわけではありません。これは当店で使っている充電池を使う機器類です。リモコンやマウスなどは長時間かけて使って、最後は利用できなくなったところで電池交換、再充電をするので、メモリー効果はおきにくい製品になります。

メモリー効果が出やすいのはこちら。カメラのフラッシュです。これを使うときには、持って行く際に電池は満タンまで毎回充電します。で、撮影現場で使うときはバンバン利用して空にして帰ってくるんですけど、使わないときはほんの数カットしか使わない、ってことがあります。

それでも、次に持って行くときはまた満タンにしておかないと、どれくらいの使用頻度があるかわからないので、怖いんですよね。もっともメモリー効果が出やすい製品。

これ以外に私が使うものの中ではGPSユニットの「GPS-CS3K」などもそれに当たります。自転車旅の時は3～6時間、ハイキングでも8時間くらい。だけど鉄道旅とかになると15時間使ったりとか使用時間がまちまち。当然、使うたびに満タン充電にしてしまうので、これもメモリー効果は出やすいはず。

ちょっとずつ買い足して、今では私の身の回りの電池はほぼ全部、ソニーのサイクルエナジー電池になっています。ここでちょっと良い充電器を買って、よりエコロジーに利用しようということにしてみました。

購入した充電器セット「BCG34HRME4R」はこちら。充電器本体とコンセントコード、そしてサイクルエナジーシルバーの電池が4本同梱されています。

充電器本体はこうしてフタを開いて電池をセットする仕組みになっています。手前のオレンジの部分には液晶表示部があり、充電中の電池の様子をここでモニターすることまでできます。さすがソニー充電器の最高峰モデルです。

充電池のセット部はご覧の通り2段階になっていて単3サイズと単4サイズの2種類が利用可能になっています。

で、まずは試しに単4充電池をセット。そのままだといきなりチャージが始まります。

ここでリフレッシュボタンを押すと放電がスタート。

サイクルエナジーブルーやエナジーゴールドの単3サイズの充電池が満タン状態だと約4時間ほど放電にかかるとのこと。普通は使い切った電池を充電する前に行うことになるので1時間程度で放電はできそうです。

単4電池のエナジーブルーだと満タンで約1時間半ほどかかるそうです。

リフレッシュボタンを押すと、はい、放電がスタートしました。

ついでなので、フラッシュの電池以外に、Bluetoothマウスで使っているエナジーブルー充電池もリフレッシュ放電します。Bluetoothマウスに使っている充電池なんですが、これ1ヶ月経たないくらいのタイミングで電池充電をしていて、ちょっと充電サイクルが短くないか？とか思っていたんです。

もしかしたら、これもメモリー効果のせいかも。これで直ってくれるといいなぁ。

リフレッシュ放電は毎回行う必要はありません。メモリー効果が疑われるときだけ使えば大丈夫です。

各家庭に1台ずつ！と、までは行かなくても、職場にこうして1台あると、自宅の充電池の健康診断代わりに使えて良いかも。家で使っている充電池も一度、会社でリフレッシュさせてみようかな。

 

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