プラズマの弱点その2「焼き付き」

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プラズマテレビの弱点、その2と言えば。。。画面の「焼き付き」があります。プラズマテレビの店頭展示がスタートした頃に、ソニーの営業さんに注意を受けたのですが、プラズマの場合、ヘタすると1日で焼き付きを起こしますから気をつけてくださいね。って言われたことがあります。




「焼き付き」っていうのは文字通り画面に映像が焼き付いてしまうこと。ブラウン管テレビでも起こります。ゲームなどで多いのですが、同じ表示がずーっと続くと、そこにその表示が残ってしまい、別の画面にしたときにうっすらとその文字が見えてしまったりするんです。


実際に「焼き付き」を起こしたプラズマテレビって見たことがありませんが、短時間の焼き付きならすぐに再現できます。映像モードをダイナミックにして、朝の時間表示のある番組をちょっと映しておき、その後、チャンネルを変えると、その時間の表示が残っている、っていうのはカンタンに再現できるんです。(この場合はすぐに消えるんですけどね。)


それを見てからは怖くて「ダイナミック」表示ができなくなってしまいました。


なので、今回お借りしているプラズマWEGAもすぐに画質設定でナチュラルにして輝度を落としました。



で、プラズマWEGAではこの焼き付きを軽減するための機能がふたつ用意されています。ひとつは自動表示位置移動モード。これは最初から機能がオンになっていて、ちょっとずつ、画面の表示位置を移動させて焼き付きを自動で防いでくれる機能。同じドットのところがずーっと同じ表示色にならないように、たまにジリ、ジリって画面全体が動いてくれるんです。


これが「故障ではないか?」っていう問い合わせを何度かいただいたことがありますが、プラズマテレビの場合は、これがないと怖いですからねぇ。



それと、もうひとつが残念ながら焼き付きを起こしてしまったときの処理なんですが「残像軽減処理」というのが搭載されていました。これは全画素を白く表示してすでに焼き付きを起こしてしまったところと、焼き付きを起こしていないところの差を少なくするんだそうです。画面全体の寿命を短くすることになってしまうので、この機能は使わないに越したことはありませんが、ふむふむ、考えられているなぁ、って感じですね。


ということで、これら軽減する機能はついていますが、要はそういう焼き付きを起こしそうな画面はなるべく表示しない、というのが一番。それと輝度が高い方が焼き付きを起こしやすくなるので、ゲームをするときはちょっと画面を暗くしてあげると良いのかも。


焼き付きを恐れて、液晶の方がいいなぁ、とか思っていましたが、こういう対策機能が搭載されている事を知ると、なんだプラズマでもOKはOKなんだな、って思いました。はい。

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