デジタル一眼「α」のボケ

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さて、今日はデジタル一眼「α」の購入を検討中の方向けに、ほんのちょっとだけ、レンズによる写りの違い、サイバーショットとデジタル一眼の違いを紹介してみたいと思います。


私もこの夏にデジタル一眼レフカメラを買ったばかりなので、初心者が初心者に向けた説明になってしまうんですが、参考になると幸いです。




 



まずはこの写真。これはサイバーショット「DSC-T50」で普通に広角側で撮影した写真です。構図がどうのこうのという話ではなく、普通に撮影するとこんな感じになりますね。


ここでの被写体はボジョレ・ヌーボーのボトルです。


ボジェレー・ヌーボーの解禁日に、お世話になっている方から宅配便で届きました。こういうタイミングでのプレゼントってスンゴク嬉しいですねぇ。そのまま解禁日に飲んでしまうのが通なんでしょうけど、今日、お客様がお見えになったら一緒におすそ分けで飲んでみようかなぁ。。。なんて思って取っておいてしまいました。


 


あ、すみません。ちょっと話が脱線してしまいました。


で、この写真なんですが、被写体が「ボジョレ・ヌーボー」なわけですが、うーん、なんか主役として浮き立っていませんねぇ。そう、プロが撮ると背景がちゃんとぼけて、被写体だけが浮き出てくる感じになります。


それをサイバーショットでやろうとすると、ちょっとだけそんな雰囲気を作ることができます。


やり方は簡単で「望遠ズーム」してしまえばいいんです。DSC-T50には3倍光学ズームがついていますので、それで試してみたのが次の写真。



ね、ちょっと背景がぼけて「何を写したのか」が、はっきりわかります。単にズームを使っただけだと、ボトルが大きく写るだけになるので、この写真はちょっと後ろに引いて、シャッターを切りました。


背景と被写体が離れていて、それを望遠で撮影するだけでこんな雰囲気の写真が撮れてしまうってわけです。


DSC-T50にはデジタルズームの機能もついているので、撮影サイズを小さくすればデジタルでもっと望遠が効きますが、でもそれは単にデジタルでトリミングをしているだけ。ボケを作るのはレンズなので、サイバーショットのボケ作りは、ここではこれが限界なんだと、思っておいてください。


 


続いて、ここからはデジタル一眼「α100」の写真です。レンズをとっかえひっかえ、いろいろ試してみましょう。


 
ワイドズームレンズ「SAL1870」絞り優先 F5.6 1/30秒 焦点距離18mm


まずはこれは標準ズームキットに付属する「SAL1870」というズームレンズを使って撮影した写真。一番広角のワイド側で撮影するとこんな感じになります。もうちょっと寄らないと!って感じですが、この写真はそのワイドさ加減をちょっとお見せしたかったというカットです。


この画角を表現するのには、昔から「35mm換算で」という表現を使うみたいです。35mmフィルムの一眼レフカメラのときの焦点距離を基準にしており、サイバーショットDSC-T50のワイド側で約38mm、このデジタル一眼α100とレンズ「SAL1870」の組み合わせでのワイド側で約27mmとなります。


レンズの焦点距離は18mmとなっていますが、受光部であるCCDのサイズが35mmフィルムよりも小さいAPS-Cサイズということで、若干端が切り取られて、1.5倍換算になるため、こういう数字になります。


画角の目安の話なので、絶対知っていないとデジタル一眼での撮影はできない!ってわけではないんですが、知っておいたほうが便利。詳しく知りたい方はそういう本を買ってきて読んでみるとよいと思います。


で、ボケを作るために、このレンズを望遠側で使ってみましょう。


 
ワイドズームレンズ「SAL1870」絞り優先 F5.6 1/60秒 焦点距離70mm


これが望遠側で撮影した写真です。先ほどの広角側の写真と違って、見るからに背景だけがぼけて、ボジョレー・ヌーボーのボトルだけシャープに映るようになりました。


これだと、自分が何を撮っているのか、一目瞭然。写したかったモノは「ボジョレー・ヌーボーのボトル」なんだ!というのがわかります。そうそう、これこそ、デジタル一眼レフカメラの写真なんですよ!!


このボケを作るために必要な要素は3つあります。


 


ひとつは背景と被写体に距離を作って、被写体に近寄ること。


もうひとつはなるべく望遠を使うこと。


そしてもうひとつは絞りを開くこと。


 


この絞りというのを解説しだすと、またちょっと話が長くなりますので、別の機会にまわしますが、簡単にいうと、レンズに書いてある「DT 18-70mm F3.5-5.6」という表記のFというところの値。この数字が小さいほどボケを作りやすいレンズだと思ってください。(そのレンズを使って撮影するときに絞りを開く事も必要です。)


で、その絞りをいじる前に、望遠で撮る、というのを試してみましょう。


次はWズームキットに付属する75-300mmの望遠ズームレンズを使ってみます。


 


 
望遠ズームレンズ「SAL75300」絞り優先 F4.5 1/40秒 焦点距離75mm


これは75-300mmの一番広角側。それほど18-70mmと差はありません。一番望遠にすると。。。


 


 
望遠ズームレンズ「SAL75300」絞り優先 F5.6 1/20秒 焦点距離300mm


窓の外とかを見るとボケは大きくなっているんですが、被写体が遠くなって、テーブルの上だけで見ると背景が離れていないので、あまりボケとかもありません。ですが、だんだんと背景にボケが出てきましたね。


これが望遠側を使うことによって作れるボケなわけです。


では、ここからはレンズをちょっと変わったものに変えてみます。


 


 
50mm単焦点レンズ「SAL50F14」絞り優先 F1.4 1/125秒 焦点距離50mm


これは50mm単焦点レンズ。ズームがついていないので、この画角だけで固定されたレンズになります。ズーム機構がないと、レンズ構成が単純化されるようで、使っているレンズの枚数とかも少なくなります。


それによって、この50mm単焦点レンズは開放F値1.4という、非常に明るいレンズになっています。ボケをつくる3つの条件のひとつが絞りを開く、ということだったんですが、このレンズだと絞りを開きまくることができると。


先ほどの300mm望遠よりもこんなにボケが強烈に出来ちゃうのは、この絞り開放のおかげなんです。


おお! なんか一眼レフの写真って感じになりましたね!!


これ、ソニースタイル価格で42,000円のレンズです。


 


 
28mm単焦点レンズ「SAL28F28」絞り優先 F2.8 1/50秒 焦点距離28mm


そして、このレンズも単焦点レンズ。焦点距離は28mmとなっており、かなり広角側のレンズなんですが、最初にご覧いただいた標準ズームレンズの「SAL1870」と比べて、ボケがかなりあるのがわかりますね。


絞りを開くと、たとえ広角レンズを使っても、被写体に寄ることで、こうしたボケを作ることができてしまうんです。こういう写真はコンパクトデジカメでは撮れません。


 


 
ワイドズームレンズ「SAL1118」絞り優先 F4.5 1/30秒 焦点距離11mm


 これはさらに超広角にした超ワイドズームレンズ。F4.5ということでそれほど絞れません。背景をもっと遠くに、被写体にもっと寄ることでボケを作ることができるんですが、大体、これでボケの作り方がおわかりいただけるでしょうか?


ちょっと変わりダネのレンズでした。


 


 
マクロレンズ「SAL50M28」絞り優先 F2.8 1/60秒 焦点距離50mm


変わり種というと、このマクロレンズもそう。マクロレンズというのは接写撮影ができるレンズです。


被写体に近寄ることもボケを作る条件の一つでしたが、こうやって極端に被写体に寄ってしまうと、これまたボケが作れます。


ボトルの文字が手前はピントが合うんですが、奥に行くにしたがってぼけていきます。


 



マクロレンズ「SAL50M28」絞り優先 F2.8 1/80秒 焦点距離50mm


ちなみに、私もマクロレンズを実際に使うまで知らなかったんですが、マクロレンズは接写専用のレンズではありません。接写もできるレンズなんです。


なので、こうやって離れてみると。。。


 



マクロレンズ「SAL50M28」絞り優先 F2.8 1/80秒 焦点距離50mm


開放F値F2.8の50mm単焦点レンズとして使うこともできます。50mm単焦点の「SAL50F14」ほど絞りが開きませんし、小型になっていませんが、マクロレンズでも普通の撮影ができます。


撮影する被写体によるんですが、花の撮影を楽しみたい、という方でしたらこちらのマクロレンズを揃えて、花以外の写真を撮影するときに使うということもできます。


 


今、今週末配信のメルマガを書いているんですが、どうしてもこのあたりの説明がメルマガの文章だけではできなくて、先にblogの方に説明エントリーを作ってしまいました。


メルマガ今週号は「デジタル一眼“α”」がテーマです。お楽しみにどうぞ。


 



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☆当店の「α100」レビュー記事一覧はこちらのページから


 

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