ソニーデジタル一眼『α900』発表

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昨夜、未明にヨーロッパで情報開示があったようですが、日本でも朝10時過ぎにソニーデジタル一眼「α」シリーズの頂点に位置する、フルサイズCMOSセンサー搭載「α900」が発表になりました。

 

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日本で初めてα900が登場したのは07年3月に開催された「フォトイメージングエキスポ2007」だったと思います。それから1年半。先にα700が製品化されましたが、いよいよ、ソニーのフラッグシップモデルが発表です。

ちなみにこれがそのPIE2007で展示されていたモックアップモデルです。そのスタイルは驚くほど製品版とそっくり。なるほど、デジタル一眼αの場合、こうして参考出品されたボディとかって、かなり完成度が高いところまで作り上げられていることがわかります。

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搭載されるセンサーは2460万画素という、α700の約2倍の画素数になる35mmフルサイズCMOSセンサー。これも今年の1月にソニーマーケティングではなく、ソニー(株)のプレスリリースとして発表されていたモノ。α900のために設計されたセンサーだったわけですが、ちょっとずつこうして情報開示されていくのかぁ。。。

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なお、このセンサーの「フルサイズ」という意味ですが、これは35mmフィルムと同じ面積をあらわします。35mmフィルム時代にAPSフィルムというものがありましたが、デジタル一眼レフが開発されはじめたときに、フルサイズのセンサーを作るのがかなり高価だったため、ややサイズの小さなAPSサイズのセンサーを搭載するのがデジタル一眼レフの主流になったとか。

センサー部分がこうして小さくなるとレンズを通して入ってくる画角が狭くなるため、それで今までのα100~α700ではレンズ焦点距離を1.5倍にして35mm判換算というのをやっていました。

フルサイズセンサーの場合は、このレンズの焦点距離の1.5倍換算などがなくレンズ表記そのままの焦点距離になる。というのが私のような初心者には一番のメリットだったりします。(^_^;)

当然、これだけセンサーのサイズが大きくなり、画素数もあがるのでその画質についてはさらにアップするところでしょうけど、ぶっちゃけAPS-Cサイズでも私なんかは充分綺麗に思えます。ここからさらに、どれくらい表現力があがるものなのかは、この後、ソニーディーラーコンベンション2008へお邪魔して、確認してきたいと思います。

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 なお、画像処理エンジンの「BIONZ」。。。PCで言うところのプロセッサーにあたるのかな? これをα900では2個搭載。VAIOみたいですね。デュアルBIONZ構成で高速処理を実現。秒5コマの撮影を可能にするそうです。

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ファインダー視野率は100%を達成。ファインダーでみたとおりの画角で撮影ができるそうです。

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液晶モニターはα700と同じ3.0型、92.1万画素のエクストラファイン液晶を搭載。画像サイズはLサイズで24M! Mサイズでもα700の最高画素を超える13M。Sサイズで6.1Mサイズ。一昨日、VAIOホームサーバーのHS1のアップデートがあり、10Mサイズの画像ファイルの転送が遅いのを修正します、なんて発表がありましたが、まさにこのα900のためにアップデートしたんじゃないかと思える画像サイズです。

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これはモードダイヤルです。PIE2007の時に「PASM」しかない!! なんて騒いだらプロ機は普通そういうもの、ということを教わりました。ま、プログラムモードがあれば不自由はしないか、とか思っていたんですが、どうやらプログラムを割り当てられる1~3のモード、それと、一応オートモードもあるみたいです。もし、試用させてもらえる機会があるなら、これは助かります。(^_^;)

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ソニーαシリーズでは初めてボディ上面に液晶窓も装備。これもPIE2007と同じ仕様ですが、いちいち、背面を見るか、ファインダーをのぞかないと確認できなかった絞り、シャッタースピードがこうして指元で確認できるのは便利そうです。

フルサイズCMOS搭載で大型になったボディのメリットかも。

 

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また、同時発表で今回は2本のレンズが登場しました。70-400mmで超音波SSM搭載のGレンズ「SAL70400G」(希望小売価格:262,500円)と、カールツァイスの広角ズームレンズ「SAL1635Z」です。この春、大ブレイクした70-300Gレンズの後にこれ!?ってところですが、価格が2.5倍もしますので(^_^;)これはα900用という感じですよね。あ、でもAPS-Cサイズで600mm相当のレンズとして使うのも魅力です。。。

カールツァイスの全域F2.8の16-35mm広角レンズも使い勝手が良さそうです。α900で使ったらかなりの広角レンズに使えるし、APS-Cサイズでも24mm~52.5mm。スナップ撮影にはもったいないですが、この明るさは魅力。

☆ソニープレスリリース「映像表現の幅を広げる “αシリーズ” デジタル一眼レフカメラ用交換レンズ 高性能「Gレンズ」 「カール ツァイスレンズ」発売」

 

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専用縦位置グリップ、液晶保護カバーなどのアクセサリー。さらにα700ではサービスパーツだったフォーカシングスクリーンも今回はオプションパーツとして発売されるそうです。方眼、マットスクリーンが、これは自分でつけられるんでしょうか?

それと、メモリースティックにもまたまた新しい規格のスピードタイプが登場。PRO-HGのさらに上を行く?「メモリースティックPRO-HG デュオHX」というものがそれ。専用のUSBアダプターが付き、20MB/sの高速
読み出し、15MB/sの高速書き込みができるそうです。

☆ソニープレスリリース「撮影の楽しみを広げる“αシリーズ”関連アクセサリー発売」

 

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ソニースタイルには「プロダクトギャラリー」というのが掲載されていて、ここでα900の姿をいくつか見ることができます。あの巨大なカールツァイス24-70mmのバリオゾナーがこんな風に普通のズームレンズに見えるところがすごい。。。

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これは単焦点レンズの「SAL50F14」を装着しているところ。やはりボディの大きさを感じますが、これで本来の50mm画角で撮影できるのは魅力的です。

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これは新登場の70-400mmズームレンズを装着したところだと思うんですが、α900でこのサイズってことは、このGレンズ、相当なサイズになりそうです。

昨夜、ヨーロッパで発表になったα900のページを自動翻訳して読んでいたりするんですが、その中に「自動トリミング一眼レフ」という説明がありました。APS-C専用のDTレンズをもしかしてトリミングして使える機能が搭載されているのか!?とか、興奮していたんですが、日本のプレスリリースにはそういうのはどこにも掲載されていません。それどころかレンズ説明ページには『※APS-Cフォーマット専用レンズ(DTレンズ)はα900のカメラ本来のAE 性能を満たせないため、性能保証はしていません』との表示も。

うーん、このあたりの話は、これからソニーディーラーコンベンションへ行って実機を見学させていただくときに、事情をうかがってきたいと思います。たぶん、私の勘違いのはずなので。(^_^;)

 

さて、気になる「α900」の価格なんですが。。。ソニースタイルでは328,000円で登場しました。まだ購入特典などは記載がありませんが、ソニーのαボディ、αレンズには3年修理保証<ワイド>が今までは無料でついてきたので、それは期待したいところ。ワイド保証が実質価格の1割分くらいに設定されるので感覚的にはこれで298,000円ってところでしょうか!? スタメンプログラムで用意されるAV商品10%オフクーポンを利用すれば約27万円って感じです。

他にもソニースタイルさんならではの購入特典、なにが今回は用意されるでしょうね!? 発売は10月23日予定でソニースタイルでは現在、販売情報をお知らせするメール登録を受付中です。

 

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☆ソニープレスリリース「世界最高 有効2,460万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載デジタル一眼レフカメラ “αシリーズ”の頂点“α900”発売 」

 

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