ソニーのBA(バランスド・アーマチュア)ヘッドホンが日本でも発表に!

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本日13時のプレスリリースで日本国内向けにバランスド・アーマチュアヘッドホンの新製品11機種が発表になりました。

 

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バランスド・アーマチュア。。。略してBA型ヘッドホンという呼び名になるようですが、バランスド・アーマチュア・ドライバーユニットってご存じでした? 私は先のディーラーコンベンションで初めて聞いて、その仕組みについてずいぶん時間をかけて質問をしてしまいました。(^^;)

聞けば、これは別にソニーさんが初めて開発したモノではなく、従来、補聴器などで使われていた技術だそうで、アマゾンさんでも調べてみるとすでに他社からBAヘッドホンというのは製品化されて販売されていました。

audio-technica トリプルバランスドアーマチュアインナーイヤーヘッドホン ATH-CK100

audio-technica トリプルバランスドアーマチュアインナーイヤーヘッドホン ATH-CK100

  • 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
  • メディア: エレクトロニクス

ただ、見ての通り、ものすごい値段がするんです。なるほど、こんなものがあったのか。。。

で、具体的にどんな仕組みになっているのかは、ソニーさんが用意してくださっているこちらのコンテンツが非常にわかりやすく、しかも正確に教えてくださいます。

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★ソニー商品情報 特集記事「ソニーのBA技術が切り開く新ヘッドホン 前編」

どういうきっかけでBAヘッドホンの開発が始まったのか、という話に始まり、聞き慣れない「バランスド・アーマチュア」ドライバーについての仕組み、そして製品への採用の方法などがまとめて解説されています。

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ディーラーコンベンションの時はこういうわかりやすい部品説明の図などはなくて、口頭だけで案内されていたため、どうもこういう技術的な話に疎い私にはちんぷんかんぷんだったんですが、なんとなくイメージしていたものとは似ていました。

振動の仕組みなどはとりあえずわからなくても、ブルーの鉄板に見える部分が振動板になっていて、これに蓋をしてしまって、このチップ状のものから音が出る、という仕組みになっています。

蓋になっている部分には穴がありますが、この形状によって音質の特性が変わるとのこと。

円形の振動板を使うダイナミックドライバーと違って、高感度なスピーカーになるなど構造が違えば音響特性も変わるそうです。それを生かしたのが今回のソニーのBAヘッドホン。ドライバーユニットを自社開発で生産することに成功したそうです。

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ドライバーユニットのサイズも特長があり、従来のダイナミック型ドライバーヘッドホンと比べると、ドライバーユニットのサイズが大幅に小型化されることがわかります。

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これを利用して、ひとつのヘッドホンに最大で4個のドライバーユニットを内蔵することが可能。しかも穴の位置、サイズによって変更できる音響特性を利用して、フルレンジ、トゥイーター、ウーファーという3タイプのドライバーユニットを用意。

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ヘッドホンの中でセパレートスピーカーを内蔵してしまうようなことができるわけです。で、ソニーディーラーコンベンションで、これらを聞き比べさせてもらったんですが、ヒッジョーにわかりやすい音がしました。

これらの表を見ずに最初に聞き比べたんですがフルレンジドライバーのみのXBA-1では、とにかく小さなインナーイヤホンで耳に埋まってしまうような感覚を味わい、ウーファードライバーを搭載したXBA-2に乗り換えるとベースの音が一気にデラックスになる感じ。トゥイーターも足したXBA-3では広域の音に繊細なキラキラした音が加わるようになって。。。さらにウーファーをデュアルで相殺するXBA-4は。。。正直あまり違いがわかりませんでした。私には。(^^;)

低域の増強をしているのでベースを弾いていたり、ドラムをたたく人とかで低域の楽器に身近に触れている方だとすぐに判別できるのかもしれませんが、個人的には違いがわかりやすくなっているのはXBA-3までかなと。

短時間しか聞いていませんので、また後日違うことをいうかもしれませんが、非常にわかりやすい違いがありました。

 

他にこの非常に小さなドライバーユニットになったことを生かして、インナーイヤー部分にバッテリーを内蔵してしまい、バッテリーボックスレスにしたノイズキャンセリングヘッドホン、Bluetoothヘッドホンなども登場します。

Bluetoothヘッドホンはスタミナ性能が3時間程度しかないんですが、専用のヘッドホンケースにバッテリーを内蔵しており、ケース収納をしているときにバッテリーチャージができるという工夫があったりするそうです。

価格もソニーストアさんで発表になりました。まずはメール登録をどうぞ。Bluetoothヘッドホン以外は11月10日発売予定となっています。

 

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★ソニーストア インナーイヤーレシーバー「XBA-1SL」のご案内はこちらから

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★ソニーストア インナーイヤーレシーバー「XBA-2SL」のご案内はこちらから

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★ソニーストア インナーイヤーレシーバー「XBA-3SL」のご案内はこちらから

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★ソニーストア インナーイヤーレシーバー「XBA-4SL」のご案内はこちらから

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★ソニーストア Bluetoothヘッドセット「XBA-BT75」のご案内はこちらから

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★ソニーストア ノイズキャンセリングヘッドホン「XBA-NC85D」のご案内はこちらから

 

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