『ギャラリー』を使ってTabletをフォトビューアーにしてみました

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毎日ちょっとずついじって、ちょっとずつ使い方を私が覚えつつ、Sony Tabletの使い方を皆さんにも解説していくタブレット日記企画の第3弾です。今回からSony Tabletのアプリにひとつずつ挑戦をしてみようと思っています。

今回は誰でも考えるであろうSony Tabletをフォトビューアーにできないか?というのに挑戦。「ファイル転送」と「ギャラリー」という二つのアプリを使ってみます。

 

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Sony Tabletで、そういえばソニー製品としてひとつ、とても重要な話がありました。メモリースロットなんですが、Sony Tablet Sは「SDカードのみ」対応なんです。メモリースティックは使えません。

Tablet Pも「microSDカードのみ」で、メモリースティックM2には対応していません。

サイバーショットもデジタル一眼αもメモリースティックとSDカードの両対応モデルで進んできましたが、2年かかって、ついにSDカードのみという製品が出てきてしまったんです。残念。(>_<)

高速連写がウリのデジタル一眼“α77”などがこの秋登場しますが、SDカードよりもメモリースティックHGの方が転送速度が速いので連写にはメモリースティックの方が有利なんです。これは考え直してくれないかなぁ。。。と、思いつつ、ま、こうして製品として出てきてしまったからにはもう仕方がありません。

最初に注意点ですがSony Tabletをフォトビューアーにするにはカメラ側でSDカードを使わないといけないんです。(ちなみに試してみたらEye-Fiカードは使えました。VAIO Pでは使えなかったのにTabletの方は対応をしているんです。なんか不思議。)

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それと、メモリーの話。事前に聞いている話ではAndroid OSでは内蔵メモリーと外部メモリーの2つしか認識することができず、パソコンみたいにメモリースロットとかを認識することができないそうなんです。32GBメモリーを搭載したSony Tablet Sも、内部では二つにメモリーを分けて使っていて、4GBを内蔵メモリーとして、28GBを外部メモリーとして使っていて、そのため3つめのメモリーデバイスになるSDは利用ができない。

専用アプリ「ファイル転送」を用意してあるので、それを使って一度内蔵している外部メモリー扱いの部分にコピーして、それを使わないと読めないんです。

という説明を聞いてました。

なので、フォトビューアーとして使うにはこれがひとつ大きな障害になるなぁ、とは思っていたんです。なんせ一度内蔵メモリーにコピーしないとメモリーカードの画像チェックができないんですから、手間というか時間がかかります。

それがどれくらいの時間がかかるものなのか試してみるわけです。

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SDカードを入れると「ファイル転送」を起動するか聞いてくるので、今後、もう聞かないで起動してください、というオプションを設定。そうするとSDカードを入れるだけで「ファイル転送」が起動してきます。

Windowsのエクスプローラーみたいな構成になっていて、フォルダ毎、ファイル毎の転送ができるようになっています。写真データが収納されている「DCIM」フォルダーに移ってみます。

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あれ? フォルダの中をのぞいたらサムネールが出るんですけど。って、ことはこれ、メモリーカードの中身というかデータにしっかりアクセスしていますよね。

写真をタップしてみると。。。

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おっと、これはまだSDカード上の写真データなんですよ。「ファイルを開く」「削除」とかあります。開いてみましょうか。

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普通に全画面表示ができました。

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普通に拡大表示もできました。

撮影したデータは7Mサイズなのでそんなに細かいデータではないんですが、普通にそこそこ、ピンが来ているかどうかくらいのサイズで見ることはできるみたいです。

というか、できるじゃん。

SDカードに直接データを読みに行って、画像再生をするの。

そうか、Android OS上ではこういうコトはできないんだけど、ソニーのオリジナルアプリ「ファイル転送」を使えば、メモリーカードにアクセスして直接、写真データの再生とかできるようにしてくれているんですね。

なんだ、これ、使えるじゃないですか。(^^)/

 

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それと、今日はお昼にお越しになったお客様にデモをしつつ、いろいろお客様からも教わっていて、店頭でギャラリーのアプリをちゃんと案内できるようにデモ写真集を作ってみたんです。

PCからSDカードに転送してあるので、これはSony Tabletのメモリーに転送します。

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Tablet内部に転送したデータについては、今度は「ギャラリー」というアプリを使います。Tablet SとTablet Pでは別々のアプリが搭載されているそうで、Tablet Pシリーズでは二分割画面に最適化されたインターフェイスになっているんだとか。

基本的には同じコトができるはずなので、参考程度に聞いてみてください。

さて、まず最初に表示されているのはアルバム別、というかフォルダ別に分けて入れてある写真ファイルです。

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画面の右上にある「グループ」というのをタップすると、いろいろな「○○別」が出てきます。ここでは「地域別」を選んでみます。

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すると、どうですか。アメリカ合衆国とかクロアチアとかロード・ハウ・アイランドとか桁違いに遠いところが入ってしまっているのはサンプル写真のせいなんですけど、写真データについている位置情報を元にある程度地域を分けてそれでオリジナルのフォルダを作ってくれる形でアルバムを再編集してくれるんです。

これ、すごくないですか? PMBでもまだ実現していない、「いつだか忘れたけど、あそこで撮った写真を探しているんだ」をなんとSony Tabletが実現しちゃったじゃないですか!

位置情報ってすごーい。

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こちらはPMBでもできる「時間別
」です。カレンダー表示ができるPMBの方がこれは便利ですが、それでも大体の時間分けをした写真アルバムが自動生成されるので、探している1枚の写真を探すのにこれは使えそうです。

 

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さて、話を戻して、またアルバム別にしてから、今回転送した店頭デモ用の写真アルバムに戻ります。今年の夏休みに行ってきた「那須平成の森ガイドウォーク」のアルバムを用意しました。

40枚の写真を入れてあります。

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アルバムの中から1枚の写真を選んで全画面表示をしたのがこれ。写真に詳しい方だと、これってどうやって撮ったの?どのカメラの写真?というのをいろいろ情報を仕入れて、自分の経験値にしていくんですよね。

私はどうやって撮ったのかすっかり忘れているので、うーん、NEX-5を使って1/50秒くらいのシャッター速度だったかな?とか適当なことを言うんですが、データをしっかりと見ることができます。

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右上のアイコンをタップしてここでメニューを表示。詳細情報というのを呼び出すと。。。

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α55を使って撮っていました。絞りF18でシャッタースピード1/5秒。これでよく手ぶれしませんえ、って話になるんですが、そこはさすが“α55”ですね。

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ピンチズーム(2本の指を画面につけて広げる動作)をすると写真がぐっと大きくなります。動作も軽快だし、これ、フォトビューアーとして使うのには十分じゃないですか?

なんか、Sony Tabletをなめていたというか、メモリーカードのデータコピーの話だけで面倒そうになってしまって全然試していなかったんですが、これかなり使えるかも。

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どれくらいの拡大率になっているのかわからないのでここでちょっとテストをしてみます。用意したのはα55の14Mサイズ画像です。4592×3056ドットあります。これを思い切り拡大してみて、どれくらいになるのかやってみると。。。

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これが最大ズームです。かなりアバウトですが、これを写真に撮って、大体の画角で画素数を割り出してみると約15倍ズームくらいになっていました。ということはこれはピクセル等倍どころか4倍ピクセルくらいのサイズで拡大して画像を見ることができることになります。

すごいなぁ。

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ただ、PCで見る拡大ズームと比べるとどこか映像が甘く見えるというか、ジャギーというのではなくてなんていうかJPEGの圧縮した跡が見えるというか、PCで見るのとはやや違っています。厳密にプロが使ってチェックする道具にはできないと思いますが、私がピントが来ているかどうかをチェックするくらいなら全然問題はないレベル。いいですねぇ。

 

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そして、まだ話が続きます。ここからはフォトビューアーとしての話ではなくて「ギャラリー」というアプリの機能の説明になるんですが、先ほど、写真に位置情報がついている、という説明をしました。その位置情報を使ってマップに場所を示しながら写真を見ることができるんです。

特に名称もないのでマップビューとここでは呼びますが、これも右上にマップビューアイコンがあるのでそれをタップするだけ。

地図上には他の写真の撮影場所も表示されています。

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写真送りをすればどんどん別の写真が見られるんですが、直接地図をさわって、見たいポイントの写真を表示することも可能。

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さらにGoogleマップの衛星写真に切り替えることもできるので、こうすると「那須平成の森」が本当に原生林の中を歩くことができるコースだったというのも実感できます。

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ちなみにマップビューをするのであれば、こうして縦持ちにした方が圧倒的に見やすいです。

ね、ギャラリーのデモをするのに、この「那須平成の森」を使うとほぼ全部の機能を説明できるんです。私は「那須平成の森」の様子を伝えるだけ。

Sony Tabletはそれを説明する専用ソフトウェアを開発したかのように利用ができてしまう、というわけです。

 

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その他、トリミング機能も搭載しています。画像編集をするのには別途、なにかのアプリが必要になりますが、撮った写真をその場でTabletに取り込み、邪魔なものが写り込んでいるなら、それだけちょっとカットして。。。

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あとは「共有」を選択することで、Tabletにインストールしているアプリで好きなモノを使ってデータを飛ばすことができます。

ソーシャルフィードリーダーを使ってTwitterで「那須平成の森なう」とやってもいいし、Picasaにアップロードして友達と共有してもよいし。Evernoteにクリップするのもよし。

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ちなみに繰り返しになりますが、これらの地図情報は当然インターネットからもってきているので、Sony Tabletがオンラインになっている必要があります。

これを外出先でモバイル利用するなら3G搭載のTabletにする必要があります。もしくはWi-FiモデルならWi-Fiルーターを持ち歩くことで対応できます。So-net モバイルWiMAXルーター、欲しいなぁ。

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今日は「ファイル転送」「ギャラリー」を使ったフォトビューアーとしての使い方を探ってみました。

明日はソニーディーラーコンベンションで、ソニーさんに行ってきます。また、Sony Tabletの担当さんにお会いすることができるので、なにかネタを仕入れてきます♪

 

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